はじまる

こんにちは、隔勤タクドラのはじまるです。

こんにちは、みなさん元気ですか?

わたしは元気ですよ。

今日も乗務中にあった出来事をお届けします。

タクシードライバーをしていると、「ルールを守ってなんぼ」という場面に毎日のように出くわします。
今回はそんな話。違反タクシーが、ついに現行犯で捕まった瞬間を目撃してしまいました。

駅前の乗り場って、実は格差がある

駅前のタクシー乗り場って、一口に言っても全然違います。

大きな駅にはロータリーがあって、広い待機スペースがある。あれは使いやすい。
でも規模の小さい乗り場だと、道路の左端に看板がぽつんと立っているだけ、なんてところもあります。

私がよく使う乗り場のひとつに、人気があるんだけど交差点の近くにあって、
2台しか停められないという、なかなか制約の厳しい場所があります。

3台目が停まろうとすると、横断歩道から5メートル未満にかかってしまうので、それは違反。
ルール上、2台まで、が限界なんです。

それでも停めたい、だから「無理やり」になる

人気がある乗り場ということは、つまり、乗客が集まりやすい場所。
そうなると、ドライバーたちは何がなんでもここに入りたくなります。

結果、どうなるか。

  • 3台目(横断歩道まで5メートル未満)→ 違反
  • 4台目(交差点内)→ 違反
  • 5台目(信号の手前)→ もはや意味不明

こんな停め方が普通に起きるわけです。

私は基本的に、空いていれば入ります。ただ、違反してまで停めることはしません。
「なぜか」って言われると、単純にダメだからです。

そしてついに、その瞬間を目撃した

いつものように乗り場の様子を見ながら流していると――

違反タクシーが、警察に検挙されているではありませんか。

心の中では「ざまあ……」とつぶやきかけて、表に出るのをぐっとこらえました 笑
いや、でも正直、「やられてますな〜」って感じでしたよ。

無茶苦茶やっていたら、こういうことになるんです。

そのあと、警察官がしばらくその場に留まってくれていたおかげで、
違反車両がいなくなって、乗り場がスムーズに使えるように。最高でした。

一般車両も数台捕まっていましたし、「ずっとここで張ってくれてたら切符もいっぱい切れるし、私も乗り場スムーズで嬉しいし、誰にとっても得じゃないか」なんて思いながら走っていました。

違反した方が、売り上げが上がる。それが問題の本質

とはいえ、なぜ違反するのか、という話も正直に書いておきます。

答えはシンプルで、違反した方が売り上げが上がるからです。

たとえば、バス停や交差点など、駐停車禁止のエリアがあります。
でも、そういう場所に限って人通りが多くて、手を上げてくれる人がたくさんいる。

正直に走っているドライバーは、そこでは止まらない。だからお客さんを乗せられない。
違反するドライバーはそこで止まる。ライバルがいないから、すぐ乗せられる。

ライバルがいない理由は、違反だから。
ルール無視で自分だけ得をする状況を作れるから、売り上げが伸びる。

そういう仕組みで回っているから、やめられない人がいるんです。

自分も完全に白か、と言われると……

違反は嫌いです。本当に。
一般の方に迷惑をかけるし、渋滞の原因にもなる。クラクションを鳴らされたこともあります。

でも、完全に違反していないかと聞かれると、正直に言えば「困る」というのが本音です。

交差点付近の5メートル以内に、乗客の乗降で停車することはあります。
お客さんが「ここで」と言えば、こちらもできる限り対応しようとする。
その意識は当然あるし、申し訳ないとも思っています。

ただ、だからこそ普段から気をつけている。
交差点内や横断歩道上は、見られたら確実に切られる。そこには止まりません。
パトカーがいるからではなく、違反にならないように意識して動いているから、今まで捕まったことがない。

警察がいるから守る、ではなく、普段から守れているか
そこの差は、案外大きいと思っています。

結局、違反は自分に返ってくる

売り上げのためにルールを無視するドライバーは、運転も荒くなります。
スピード重視、短距離で不機嫌、乗客を怖がらせるような走り方。

私だったら、絶対そんなタクシーには乗りたくないです。

違反はしない。売り上げだけを見ない。

シンプルだけど、それが長く続けるための一番の近道だと思っています。

それでは、本日もご安全に。